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2020/03/15

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リミッツ オンラインマッチ シーズン2 最終戦 Match 23, 24 & 25 レポート

2020年3月13日、リミッツ オンラインマッチ シーズン2 ついに最終戦。Match23,24&25の3試合が実
施されました。
 

Match 23

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ゆたろう vs shigehico

テーマ: 目 x 変化



まずはアタリをとり、キャラクターを迷いなく描き始めたゆたろう選手。
対するshigehico選手は、紫に染めたキャンバスに白い線を描いては馴染ませ、質感を作っていく。
 


キャンバスの中央に大きく目を描き、縮小。
そこから女性の顔を描画するshigehico選手。
 


ゆたろう選手が描き進めるのは、降り出した雨に打たれる険しい表情の男性。
 


ドットのパターンブラシで何色も塗り重ねたモチーフを、女性の目に合わせたshigehico選手。
 


雲間に大きな台風の目を描いたゆたろう選手。
雨が止み、男性の表情も変化していく。
 


複製して色調を変えた絵をアニメーションツールで交互に表示。
目がチカチカとする表現を見せたshigehico選手。
 


台風の目と男性の表情を笑顔に変えたゆたろう選手。ここで、試合終了。

試合映像はこちら

総括


キャラクター、背景、そして変化…と、明確なアイデア表現に注力したゆたろう選手。
対するshigehico選手は、抽象的イメージをメインとし、アニメーションやカラーの変化で演出を行なっ
た。

アイデアの見せ方や展開に分かりやすさのあったゆたろう選手の勝利。

画風やアイデアの違いはあれど、より効率的・効果的な作画、時間配分で
さらなるクオリティアップ・20分の新たな演出が望める、両名の今後に期待。
 
 

Match 24

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muroh! vs ZIMMA

テーマ:鎖 x 変化



テンポよく覆面のキャラクターを描いていくmuroh!選手。
ZIMMA選手は黒いキャンバスに青いブラシで背景を、白いブラシでキャラクターを描き進める。


 
塗りつぶし機能を使わず、ブラシでざくざくと塗っていくZIMMA選手。
対戦相手のmuroh!選手を意識して塗り方を変えてきたか。


 
muroh!選手、新たに描いた博士が十字架へと繋がるボタンをON。
水彩ブラシを塗り重ねて爆発を表現。
 


ZIMMA選手、新たに描いたドクロの目から出た光がキャラクターを貫く。
 


爆発の中から現れたのは覆面ロボットか、muroh!選手。
 


覆面ロボットには博士が乗っていたという展開を見せたmuroh!選手。
ZIMMA選手、犬をつなぎ止めていた鎖が壊れた。

ここで、タイマーがゼロになり、試合終了。
 
試合映像はこちら

総括


スピード感がありながらも丁寧なキャラクター表現で、テンポよく展開させたmuroh!選手。
ZIMMA選手は前半にじっくりと下地をつくり、後半に一気に展開を見せる。

審査得点ではmuroh!選手が上回るも、オーディエンス投票に差がつき、ZIMMA選手の勝利となった。

リミッツにおいて、パフォーマンスとしての見せ方と、絵としての魅力とのバランスをどのようにとる
のかは重要なポイント。
個性的な画風を持つ2名だからこその、新しいバランス感覚に期待したい。
 
 

Match 25

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森魚 vs yUneshi

テーマ: 鎖 x 破綻


青いブラシで背景の質感を描き、シェイプブラシで木をスタンプのように描いた森魚選手。
対するyUneshi選手は、囲み塗りツールでキャラクターのシルエットを描いていく。
 


森魚選手、木を複製して反転することで水面のような表現。



背景を重ねて変形し、瓶の形状に描き変えていく。
 


森魚選手は女性を、yUneshi選手は錨を、ほぼ同じタイミングで対象ツールを使用して描き始めた。
 


yUneshi選手、背景を青く着色し、錨に鎖を描き足していく。
水面の表現を描き加え、海の底を表現。
 


女性の手の中に浮遊する瓶を中心に、専用のブラシで鎖を描いた森魚選手。
 


森魚選手、瓶から放たれる強烈な光を描き、最後に展開を見せた。
yUneshi選手は、酸素ボンベやクジラなどを描き、美しい海の景色を最後まで表現。

両選手、しっかりと作品を見せ、試合終了。
 

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 総括


背景描写から、人物表現、アイデア表現に至るまでの工程がいずれも工夫され、美しく展開させた森魚
選手。
yUneshi選手はじっくり描きながらも要所要所にアイデアの布石を置き、最後には絵としてしっかりま
とめた印象。

審査得点は審査項目の内容も含め全くの同点、オーディエンス投票によりyUneshi選手の勝利となっ
た。

20分の使い方や見せ方に関しては安定感がある2名。
より緻密な時間配分と効率化、効果的な演出で、さらにハイレベルな20分に期待したい。

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